今日はIQの話をしようと思います。

(過去ブログ2008.10.24 Fridayより)


IQ(知能指数)とはそもそも何でしょう?
「IQが高い天才博士」 とか、漫画などでよく出てくるイメージですが、
実際、どのぐらいなら賢いとか、普通とか、数字だけ言われてもわからない方が多いと思います。

「IQが高い天才博士」 とか、漫画などでよく出てくるイメージですが、
実際、どのぐらいなら賢いとか、普通とか、数字だけ言われてもわからない方が多いと思います。

IQ(知能指数)とはそもそも何でしょう?


IQとは、
「 実年齢に対して、知能年齢がどの程度の割合か」 ということを%で示したものです。
実年齢=知能年齢であれば100。これが平均です。
IQ120なら、実年齢に対して知能年齢がその120%である、ということです。たとえば、実年齢10歳だとすると、知能年齢は、10×1.2=12歳程度。(上位10%)

『実年齢に対して』 ですから、
当然、 異なる年齢の人の知能を数字だけで比較することはできません。

たとえば、同じIQ80でも、
実年齢10歳なら、10×0.8=8歳の知能で、
実年齢が15歳であれば、15×0.8=12歳の知能。
それから、知能年齢は15歳が上限です。40歳でも80歳でも。

知能検査では、言葉や数字や図形やそれらの処理など各分野ごとに見ていきますので、
同じ人の中でも、強い・弱いは当然あります。

で、なぜIQの話をしたかというと、
お子さんとの接し方や、学力を考えるときに、
この「実年齢と知能年齢の比」 という考え方・イメージが
“応用して使える”と思うからです。
あくまで応用・転用ですが

中学受験で求められる学力とは?

たとえば、中学受験というのは、どのくらいの学力が求められるのでしょうか。
国語では、
中1や中2の教科書の文章は、小4や小5向けの塾のカリキュラムや問題集に入っていたりします。
算数の「 割合」 「速さ」 「 比」 「相似」 などは、
中学生と同じ問題がたくさんあります。
地理は、小学生の方が細かいことも。

つまり、かなり大雑把に言ってしまうと、
土台の部分では、中1から中2の基礎学力(語彙や情報処理能力も含めて)が必要です。
さらに進んで、“優秀な中学受験生”と“優秀な高校受験生”では、
求められるものが違ってくるのですが(年齢がちがうから当然です)、
一つの目安にはなると思います。

中学受験をするかどうか迷っていらっしゃる親御さんは、
お子さんの物事の理解や情報処理や語彙力が、学年と比べてどうか?を考えてみると
イメージしやすくなると思います。

現在、簡単なことしかできないのであれば、まず、自分の学年のことを100%理解したうえで、小6までに、1学年から2学年分難しいことをしなければいけないので、かなり大変な道のりになると予想されます。
逆に、
学校のことが物足りなく感じているならば、あとは、受験に向けてのプラスαをしていけばいいのです。

高学年になってから中学受験を考えた、という場合、
間に合うか・間に合わないかは、ここにあります。

 学習の素地ができあがっていれば、
内容をどんどん吸収してくれますから間に合うことも多いです。
しかし、素地がないと、人よりたくさんの内容を、人より遅い処理能力でやらなくてはいけない、
その覚悟があるか?
を考えて決めなくてはなりません。

※”精神的な幼さ”はまたちょっと別の話です。


さて、
日本の小学校や中学校では、実年齢で学年が決まります。
IQ80のお子さんは、(地域にもよりますが、80未満は境界知能・軽度発達障害)
「知能的には、2学年や3学年上の人のクラスにぽつんと入れられている状態」 のイメージです。
普通の小学5生が、いきなり中学生のクラスに入れられて、授業がわかるかといえば、当然わかりません。
レディネスがない、とは、そういう状態を指します。

 逆に、知能が実年齢より上のお子さんも、同じ割合だけいますから、たとえば小5のクラスでは、知能で言えば、小3から中1ぐらいまでの人が、同じ教室で同じ課題で勉強していることになります。

下のほうにいる人の苦痛は相当なはずです。


※「レディネス」については、こちらの記事をお読みください。

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  1. kaidan

    “レディネス”という概念

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